「まず、テニス肘とは??」
テニス肘・テニスエルボーと呼ばれ、テニスをする上で肘の腱に炎症が起こる症状です。
特に、バックハンドストローク(片手)で起こるものが代表的です。
強いボールを打つときに肘に衝撃が加わったり、筋肉の収縮力により炎症が起こります。
手首の角度を倒し過ぎたり伸ばし過ぎたりすると、肘からの筋肉が伸びきった状態になってしまいます。
特に打点が高い時や体から遠いとき、肘にかかる負担が非常に大きくなります。
「テニス肘にならないために心がけるフォーム」
肘が伸びてしまうと腱に対する張力が増すので、肘を少し曲げることで腱と筋肉の張力が緩むというのと、力が入りやすくなりますので、ボールに力を加えるうえで、少し肘を曲げたり手首を少しやわらかく保つことが重要で、テニス肘になりにくくなります。
肘をのばしたり手首を返してしまったりすると支点が遠くなり、腱にかかる圧力と炎症が強くなります。一番力の入る打点(ボールの高さ)で打つことは重要で、
肘を少し柔らかく曲げて、一番力の入る打点で手首、肘にゆとりを持って打つことが腱や筋肉への負担が少なくなることにつながります。
「テニス肘になったら“RICE”を心がけて下さい!」
R・・・レスト 安静にする。
I ・・・アイシング 患部を冷やし血管を収縮させることにより炎症を抑える。
C・・・コンプレッション サポーターが代表的な例で、圧迫させることにより腱にかかる負担を軽減。
E・・・エレベーション ねんざや打撲で使う原則的な考えで、心臓より高い位置に保つということ。
「テニス肘にならないためにはストレッチが重要です。」
◆ 手首を曲げて指(人差し指・中指)を下に軽く引っ張り筋肉のストレッチを行います。
◆ 指を握って手首を上下に力を入れて繰り返すことで肘の筋肉をアップさせます。
◆ ペットボトルを握り、肘を曲げることだけでも効果があります。
◆ ラリー前には必ず肩から手首のストレッチ(準備運動)をしましょう。
「ラケットに関する心がけ」
◆ ガットの硬さが硬すぎると衝撃が加わりやすいのでガットテンションをあげ過ぎない。
◆ ラケット自体の硬さ(しなりやすい)、硬い柔らかいなど個々の体にあわせたラケット選び。
◆ 振動をくわえないことから、スイトスポットに当てることを心がけます。
テニス肘について解説中
|
バックハンドによる肘の負担について説明
|
|
6回シリーズでテニス肘について
解説しております。
まず第1回目は、そもそもテニス肘って何?
どうなったらテニス肘になるの?
といったテニス肘の基本的な知識を
解説しております。 |
|